性風俗で働いている国内の女性達とセカンドキャリア

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2012.12.31
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Photo:GrowAsPeople
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Junichiro Kakuma

しんどい系女子のサポートを行うNPOの
GrowAsPeopleで代表をしています。
http://growaspeople.org/

【夜の世界で働いている女性達】特に性風俗で働いている
と聞いて何を想像しますか?

「なんかやばそう。。」
「お金が欲しいんでしょ?」
「借金とかいっぱいあるんでしょ?」

恐らく、
実際の女性達と面識がない方は上記のように推測するとおもいますが、
具体的に夜の世界の仕事、特に風俗関係の仕事で働かれている方の

“問題点はどこなのか?”
捉えたうえで“やばい”と考える方は少ないのではないでしょうか?

警察に届出のある風俗店の数と、平均の在籍人数をかけると
およそ30万人の風俗で働く女性達が存在することにはなりますが、
定義化することは実に難しいのが現状です。

夜の世界で働いている女性達のきっかけや動機、働き方は多岐にわたります。

事実、
低学歴、ひとり親、DV等によるしんどい状況に置かれていた方が傾向として高い状態にあり、夜の世界でないと働き先が無い方もいれば、
目先のお金が欲しくて選んでいる方もいます。

1日だけ働いたことがある方。学生をしながら、昼間の仕事で働きながらの方。
夜の仕事専業の方。など働き方は多様です。

夜の仕事に誇りを持ち高いプロ意識で働いている女性も存在しています。

全国に何人存在している。
夜の世界に来る原因はこれ。

状況を特定することが難しいのも特徴です。

ただ共通して言える彼女達の最大の課題は、
【40歳の壁】という確実なキャリアの限界が存在していることです。

人は等しく年を取ります。
どんな動機で夜の世界で働くことを選ぼうと、
確実に女性の平均寿命84歳の半分も行かないタイミングで
事実上キャリアに終止符がたれます。


残念ながら夜の世界で働いいていたスキルやキャリアは
なかなか次の仕事へ応用することが難しく、
同時に貯金率も低い傾向にあり、働けなくなってから次を探すまで
余裕が無い状態に陥りがちです。

早い段階から、40以降に備えておかねばならないのですが、
彼女達は現状どうにかなってしまっていることと、
【立場を明かして相談することがなかなか難しい状況】
であることが多く、なかなか備えるということが難しい状況にあります。

その結果、40歳を過ぎてから、
精神疾患、生活保護受給、自死等の課題を背負いがちです。

そうなる前に社会は何ができるでしょうか?
自己責任と割り切ることは簡単ですが、
声を上げない上げられない彼女達の声に
耳を傾けた時どんな話が聞けるのでしょうか?



2/10「風俗産業と女性」ディスカッション・フォーラム

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