漱石が抱いた「文明開化」への危機感 ー21世紀の今「現代日本の開花」を読むー

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  • 国際化
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2013.05.13
Photo:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/1000_yen_Natsume_Soseki.jpg

いちへい

現代はグローバル化の時代である。教育の場、ビジネスの場、日常生活などのあらゆる場面において、私たちはよりグローバルに、より国際的になることを求められている。しかし、これだけグローバル化が吹聴されているのにもかかわらず、日本が目指すべき「グローバル化」の在り方について考えている人はあまり多くない。目指すべき理念を持っていなければ、闇雲にTOEICの勉強をしたり英会話教室に通ったところで、真のグローバル化には程遠いだろう。
実は、今から100年以上も昔、当時の日本のグローバル化の在り方について警鐘を鳴らしていた人物がいた。その人とは誰もが知っている文豪、夏目漱石である。漱石は明治44年に連続講演を行い、開国から明治維新を経て外発的にグローバル化していく日本の姿に疑問を投げかけた。明治期のゆがんだグローバル化に対して漱石が感じた憂いは、現代の状況にも合致するところが少なくない。この記事では、「グローバル化」の在り方を考えるためのヒントとして、漱石の講演を書籍にまとめた『現代日本の開花』を振り返ってみようと思う。


当時の日本及び世界の状況

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