新入生必見! 大学生なら一度は行ってみたい”オウダイジキドウ”に潜入してみた

  • サブカルチャー
  • 大学
  • 学食
今も昔も変わらず大学生にとっては「学食」という憩の場がある。その多くは「安くておいしい」に当てはまるが、近年、大学の差別化戦略の一環としてか、従来とは違った学食が登場しつつある。その急先鋒が大正大学の学食だ。「安くておいしい」だけではなく、一風変わった学食とはどんなところなのか? 誠におせっかいながら、今春、晴れて大学に入学した新入生の皆さんに向けて、自ら身体を張って突撃リポートしてみた。
この記事の読了時間:約6分
2015.12.23
Jpo
Photo:リディラバ所蔵

花粉症の症状がでてきた2月、都営三田線の西巣鴨駅から徒歩およそ5分。大正大学にやってきた。この大学は文系のみで構成されている。文学部、表現学部、人間学部、仏教学部があり、全校で4600人程度の少人数教育が売りの大学だそう。今回はこの大学のキャンパス内にあるという、一風変わっていると噂の学食に行ってみることにした。情報はガセなのか、本当なのか…。実際に、調べてみることにしよう。

 

 

 

 

全てひとりでリポートとなり心もとないので、ロールプレイングゲーム風にお伝えしていくことにする。この門をくぐり抜けたら何が待ち受けているのだろうか。誰かからつけられている気もするが、特に注意をせずに早く目的地に向かおうとしよう。

 

 

 

 

門をくぐると落ち着いた雰囲気のキャンパスが広がっている。真ん中には銀杏の木が並んでおり、脇には近代的なキャンパスが建っている。ここで在学生は4年間、勉学に励むのだという。しかし、私が潜入した時は、大学が休みに入っていてほとんど人がいない、閑散としてさびしい状況だったのだ。後ろから誰か後をつけられるなんて、ありえない話か…。

 

 

 

 

さて、キャンパス内を歩いて1分未満で目的地の前までやってきた。ロールプレイングしようとしたのに、その暇もなかったようだ。逆に言えば、学生の皆さんは、大学に着いてすぐにある憩の場!たくさん歩かなくてもすぐに、利用できるところにある場というわけだ。

早速、建物前にあった看板でメニューを確認してみる。おすすめとしてスペシャルランチ、パスタやカレーを推している。普通の学食では見たことないようなメニューもあった。学食で「帆立貝と小海老のパイ殻重ね ブールブラン」だそうだ。少なくとも私には学食でなくとも、生涯無縁だろう。味も見た目のイメージも全く想像がつかない…。メニューを見るだけでもいろんな想像が膨らむ学食である。

 

 

 

 

それでは目的地に乗り込もう。エレベーターで8階まで上がると「ここは大学なのか?」と目を疑うほど素敵な学食が私を待ち構えていた。看板を見ると、「鴨台食堂」と書かれている。これは「かもだいしょくどう」と読まず「オウダイジキドウ」と読ませるこだわりがあるそうだ。今回の目的地「鴨台食堂」は2013年5月にオープンし、プリンスホテルがプロデュースしているという。「巣鴨の台地の上」に大正大学があるので、鴨台食堂という名前が付けらている。ちょっと、賢くなった気がする。プリンスホテルが経営していることを知ってから「なるほど、少しホテルっぽい感じがするのはそのためか!」と思い、ホテルに来ている気分になってしまったのは気のせいではないだろう。

 

 

 

 

詳しいメニューを見せてもらうと入口の看板に書いてあったものの他にスイーツが豊富にあった。700~800円程度が平均的な値段だろうか。ホテル気分が味わえるというわりには、お財布に優しい価格である。鴨台食堂はランチタイムとカフェタイムに時間が分かれており、ランチタイムは11:30~14:00、カフェタイムは14:00~18:00までオープンしている。それぞれの時間帯で提供される料理は異なっているスタイルを採用している。ちなみに、私が潜入したのはカフェタイムであったため、普通の学食では目にできない「帆立貝と小海老のパイ殻重ね ブールブラン」は本当に縁のないものになったのは言うまでもない。

 

 

 

 

店内はゆったりとしたピアノがBGMになっており居心地の良い雰囲気を作っていた。70~80人程度が座れる広さである。カフェタイムに潜入したためか、混雑した様子もまったくない。おかげで窓側に座ることができた。今回案内されたのは、大学のキャンパス内を一望できる席だった。もう一か所、池袋をギリギリ見渡せる席も存在した。気分転換したいとき、友人とのちょっとしたお祝いの時にこの場所で食事したら、少しハッピーな気分にもなるかもしれない。

 

ただ、残念なことに、私はキャンパス内を見渡せる席に座ることで運を使い切ってしまったのか、曇っており何とも言えない景色になってしまった。これは私の運が悪いせいではなく、神様のせいだろうとポジティブに解釈して、メニューを頼んだ。週替わりパスタと週替わりカレーで迷ったけれど、これまた、普段なかなかお目にかかることのない、ラムカレーをチョイスした。ラム肉は初体験! 大学の学食でラム肉が食べられるのだから、学食最強説を唱えてもいいかもしれない…。

 

 

 

 

さて、メニューを注文したら、料理が来るまで暇になった。どうせなら、周りを観察してみよう…と思ったら…、高貴なお年寄りたちがスイーツを嗜んでいる。あれれ、もしかして!? プリンスホテルはこの需要を狙っていたのか? さすが「おばあちゃんの原宿」である巣鴨に位置しているだけあって、マダムたちが集まってくるのだろうか。大学もこのようなマダムたちをありのままに受け入れている。大学生だけではなくて、妙齢のマダムと交流できる可能性が開けているあたり、目のつけどころがシャープだ。

 

 

 

 

ゆったりとくつろいでいる間に、ついにラムカレーがやってきた。ぴかぴかに光ったグレービーボード(銀色のやつ)。こんなに、磨かれたグレービーボード使っている大学はほかにどこにあるだろうか。やはり、学食とは思えないほど高級感があふれている。しかし、お値段はやはり、学生にやさしい良心的プライス! 880円とファミレスで食事するのと大差ない。確かに学食としては値段が高いかもしれないが、ファミレスで食べるならこちらのほうがよいはずだ。
 

早速、ライスにルーをかけて、一口。私は友人からラム肉には臭みがあるということを聞いていたが、そんなことはない。臭みなど全く感じない。むしろ、ほどよい赤み肉の弾力と、噛むほどに出てくるうま味によいしれながら、人生初のラム肉を堪能することができた。カレーのルーはバーモントカレーの中辛くらいの辛さだが、コクがしっかりきいている。ぼっち飯ではあるのだが…、少しだけ潜入してみてよかったと思うことができた。「鴨台食堂」は、通常の学食とは違い、学生がちょっとリッチな気分を味わうことのできる場所だった。

まとめ

残り:246文字/全文:3001文字

Facebookコメント

11050825 1555209551417803 1637026021750062633 n

川路和則

リディラバメディア事業部
大学2年生
教育と貧困問題に関心を抱いている。日本史の中でも明治時代以降が好きで、陸奥宗光の優れた外交能力にこの間驚いた。

自分用にメモをつける

意識調査

実施中 クラウドファンディングで出資をしたことがありますか?

6
リディラバも挑戦中のクラウドファンディング。近年ではNPOの資金調達方法としても活用されています。あなたはクラウドファンディングで出資をしたことがありますか?
合計: 47

Facebookページにぜひ「いいね!」をお願いします!「いいね!」を押すと、TRAPROの最新記事が受け取れます