大阪都構想は大都市制度を変える引き金になるか?

  • 政治
  • 大阪都構想
  • 地方分権
この記事の読了時間:約5分
2015.12.10
627px
Photo:撮影・雪融(http://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9%E3%81%AE%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E6%BC%94%E8%AA%AC.jpg) 
 橋下徹市長主導で進められている「大阪都構想」計画。その実現に向けた住民投票が明日17日に行われる。大阪にかねてより存在していた二重行政の問題がかねてより存在していた。「府」と「市」が目的の類似するハコモノをこぞって建設し、赤字が膨らんできたという歴史がある。財政問題の整理への期待が、維新の党躍進の背景にある。

 しかし、それだけではない。橋下市長は府知事時代の4年前に、「アジアを中心とする新興国の経済が急速な成長を遂げているなか、日本が、世界の中、アジアの中での都市間競争にうち勝つためには、大阪のような大都市圏の再生を図り、日本全体の「成長」エンジンとしての役割を発揮させるようにすることが不可欠です」(大阪卸商連合会・平成23(2011)年知事年頭所感にて)と言っているように、アジア地域での都市間競争の強化も大阪の課題の1つになっている。府市を統合して都に昇格させ、自治権限を強化することで、地域主導の機動力のあるまちづくりを行うようにしたいという狙いも見える。

 大阪が赤字財政の原因を作り続けていたバブルの時代には、台湾も韓国もアジア通貨危機の深刻なダメージがあったため、アジアの大都市の存在感はなかったのだろうが、今ではそうではない。

地方の「都市力強化」でソウル一極集中を脱しつつある韓国

残り:1986文字/全文:2549文字

Facebookコメント

シェラスコ

リディラバ・メディア事業部で活動

自分用にメモをつける

意識調査

実施中 クラウドファンディングで出資をしたことがありますか?

6
リディラバも挑戦中のクラウドファンディング。近年ではNPOの資金調達方法としても活用されています。あなたはクラウドファンディングで出資をしたことがありますか?
合計: 104

Facebookページにぜひ「いいね!」をお願いします!「いいね!」を押すと、TRAPROの最新記事が受け取れます