介護保険制度、ストップ・ザ・複雑化
2012年ユーキャン新語・流行語大賞に選ばれた”終活”。エンディングノート(※1)と呼ばれる、「遺言」を書いた人も多いのではないだろうか。実際、御年50を迎える私の母もその一人である。
自分が死んだ時に家族が困らぬよう書いたエンディングノート。このエンディングノートをめぐってある疑問が一つ、私の中で生まれた。
死ぬのは誰か。
間違いなくエンディングノートを書いた本人であるのだが、イマドキの終活が死を迎える人にとって、必ずしも思い残すことなく死を迎えられる準備ができるものではないと筆者は感じている。もちろん、自分が死んだ後に、家族が困らぬよう、お墓のこと、葬儀のこと、相続のこと、、、そういったハード面での人生の終え方を決める項目があることは構わないし、むしろ必要な要素であろう。現在の終活もそれらの選択を最善なものとできるようレクチャーが行われるケースが多い。
幸せに死を迎えるためには、そして余生をより充実させるために必要なものは何か。イマドキの”終活”事情を追い、幸せな死に方を追求してみたい。
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