【第2弾】「今どきの人は“輿論”と“世論”の違いを分かってない! 」
安部敏樹氏(以下:安部):今の民主主義の仕組みですごく軽視してるなって思うのが、当事者性だと思うんだ。当事者性って、本当に自分が当事者じゃなくても、友達が当事者ってだけでもすごく高まるものじゃないですか。あるイシュー(政治的論点)に対して当事者性があるかどうかで、自分が投票したいとか、意思決定に参加したいとかいう動機づけが高まる。
原田謙介氏(以下:原田):例えば、友達が立候補したから投票しよう、みたいなね。
安部:そういう当事者性の部分を軽視した設計になっているなってすごく思っていて。関心を持った人の方が情報を持つから、そういう人が意思決定しやすいようになることが大事かなって。そもそも、全てのことをみんなで決めていく必要があるのかな、と。
原田:賛成。今は一定の年齢になれば、誰でも選挙権が与えられるけど、例えば、一定のテストをクリアしないと投票しちゃいけないとかっていうのは、俺はありだと思う。
ここから先はTRAPRO会員の方(登録は無料)のみ、ご利用いただけます。
ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。