R-SIC2015 2日目イベントレポート

  • オープン記事
  • NPO
  • R-SIC
  • リディラバ
一般社団法人リディラバが主催する、日本で唯一の「社会的事業の経営者・経営幹部」向けの招待制のカンファレンス、「R-SIC2015」が2016年1月9日(土)10日(日)に開催された。
2015年度のR−SICは、スタディツアー・ディスカッションタイム・パネルディスカッション・CROSS POINTの4つのパートで構成されている。各パネルディスカッション内容の詳細は後日配信予定だが、今回は、2日目に行われたパネルディスカッション・CROSS POINTの概要をレポートする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【2日目プログラム】
・ Session1
・ Session2
・ ランチタイム
・ CROSSPOINT(Session3)
・ Session4
・ Session5
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


イベントレポート(1日目) ▶http://trapro.jp/articles/547
この記事の読了時間:約8分
2016.01.20
Top
Photo:リディラバ撮影

【Session1】医療・ヘルスケア 医療をとりまく新しい事業の芽吹き 〜”社会の負担”を”イノベーションの源泉”へ〜

<登壇者>

ロート製薬株式会社 経営企画本部 部長   服部亮氏(写真右から2番目)

株式会社ジーンクエスト 代表取締役   高橋祥子氏(写真左から2番目)

株式会社FiNC 代表取締役社長CEO   溝口勇児氏(写真左)

<モデレーター>

株式会社キャンサースキャン 代表取締役   福吉潤氏(写真右)

 

ーーーー“規制や既得権益でがんじがらめになっている医療分野は、課題が多い分チャレンジング”

問題が山積するこの分野で、最前線いく登壇者たちが自らの想いを形にする方法や医療業界のイノベーション事情を熱く語った。まだまだ挑戦する人が少ない医療分野で課題に取り組む難しさに屈することなく取り組む登壇者たちの熱意が感じられるセッションであった。

 

【Session2】地域とグローバルを行き来する教育 なぜ今地域は新しい教育モデルを探すのか〜MOOCs時代の”グローカル”な教育とは〜

<登壇者>

一般社団法人つむぎや 代表理事   友廣裕一氏(写真右から2番目)

NPO法人 e-Education 代表理事   三輪開人氏(写真中央)

立命館アジア太平洋大学 事務局長   村上健氏(写真左)

株式会社リクルートマーケティング パートナーズ代表取締役社長   山口文洋氏(写真左から2番目)

<モデレーター>

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長   津田大介氏(写真右)

 

ーーーー“デジタルとアナログの新しい組み合わせによって、新しい教育が生まれる”

オンライン授業の登場などによって変革期を迎える教育。全ての子供達が教育を受けられるような仕組みを国内外で行っている登壇者たちが、これからの教育の在り方について語った。オンラインとオフラインのそれぞれのメリット・デメリットを鑑みつつ、イノベーティブな人材の育て方についての議論が展開された。登壇者の実体験に基づいた問題提起がなされ、参加者が自分事として考えやすいセッションであった。

 

【Session3】CROSS POINT

CROSS POINTは、社会的事業の市場に存在する、課題解決の優れた手法を持ちながらも注目や支援を受けにくいプレイヤーにスポットライトを当て、新たな課題解決の担い手を発掘していくことを目的としている。今回、プレゼンテーションを行ったのは、一般公募で多数集まった候補者の中から、リディラバ代表安部による書類審査と面接審査を通過した最終候補者8名である。

<登壇者>

こころの健康をすべての人に。

株式会社NOMAL取締役 近藤雄太郎氏

 

介護者手帳を作ります!

NPO法人UPTREE代表理事 阿久津美栄子氏

 

シニアのスマホデバイド解消~スマホ茶屋~

NPO法人シニアSOHO世田谷代表理事 山根明氏(1位)

 

日本の”0円”で途上国に教育機会を創る

NPO法人Class for Everyone代表理事 高濱宏至氏(3位)

 

デニムを通して作り手と使い手の想いをつなぐ

EVERY DENIM 山脇耀平氏

 

21世紀を生き抜く子ども達のための社会起業

AO義塾 (Edventure株式会社) 斎木陽平氏(審査員特別賞)

 

入院患者と入院経験者をつなぐオンライン相談サービス NEWIN

東北大学医学部医学科6年 坂倉悠哉氏(2位)

 

女性活躍推進のカギは「産後ケア」にあり!

NPO法人マドレボニータ事務局次長 太田智子氏

 

<審査員>

社会活動家/法政大学教授   湯浅誠氏

起業家   小林雅氏

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 取締役社長   干場弓子氏

株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー, 最高執行責任者(COO)   今野穣氏

NPO法人CANPANセンター代表理事   山田泰久氏

株式会社レアジョブ代表取締役社長   中村岳氏

NPO法人ミラツク代表理事   西村勇也氏

 

どのプレゼンも素晴らしく、2位、3位、4位が1点差であるという白熱した戦いとなった。

通常3位までの表彰であるCROSS POINTだが、多くの審査員の記憶に残る勢いのあるプレゼンテーションを行った斎木氏が特別審査賞を受賞した。

圧倒的票数を獲得し優勝した山根氏はなんと御年80歳。実体験に基づく問題意識の説得力と、ユーモアあふれるプレゼンテーションが印象的であった。

 

【ネスカフェアンバサダーネットワーキングタイム】

今回、ネスレ日本株式会社様にご協力いただき、ネスカフェアンバサダールームというブースを設置。コーヒーを飲みながら、リラックスしたムードで参加者同士や参加者と登壇者が会話を楽しんでいた。

 

【Session4】CSVやCSRはどこから生じてくるのか 非営利活動と事業の今後〜企業のCSVとNPOはどのように連携し、どのように競うのか〜

<登壇者>

株式会社HASUNA 代表取締役   白木夏子氏

 

認定NPO法人 Teach For Japan 代表理事   松田悠介氏

 

ネスレ日本株式会社 Eコマース本部 部長   津田匡保氏

 

トーマツ ベンチャーサポート株式会社 政策事業部   前田亮斗氏

 

<モデレーター>

株式会社PubliCo 代表取締役COO   山元圭太氏

ーーーー今後、社会課題を解決していくには、現場に近い存在であるNPOと、課題を取り巻く数多くのステークホルダーに大きな影響力を持つ企業、そして行政が協力していく必要がある。

実際に事業を展開してきた中で、たくさんの困難に立ち向かってきた登壇者たちだからこそ知り得る実体験を語った。”キレイゴト”だけでは実現できないソーシャルビジネスをいかに回し、そして課題を解決していくか。ソーシャルビジネスの未来を見据えた見応えのあるセッションとなった。

 

【Session5】これからのメディアと公共性の関係 誰が次の時代のジャーナリズムと公共性を担うのか?〜社会を考えるメディアとビジネスモデル〜

<登壇者>

Vice Media Japan株式会社代表取締役   佐藤ビンゴ氏

NPO法人グリーンズ greenz.jpプロデューサー・理事   小野裕之氏

食べる政治代表   増沢諒氏

スマートニュース株式会社 マネージャ グロース / パブリック担当   望月優大氏

 

<モデレーター>

NPO法人8bitNew 代表/ジャーナリスト   堀潤氏

 

ーーーー“ネットかテレビか、マスか個人かという不毛な議論から脱却して、ようやく両者が手を取り合う形での建設的な議論がなされてきている”

たくさんの情報で溢れている現代社会において、メディアはどのようにジャーナリズムを担っていくのか。「公共性」と「公益性」の2つの観点から次世代のジャーナリズムの担い手を考えた本セッションは大変高度な議論が展開された。社会課題の発信に特化するメディアから、課題の解決まで踏み込むというメディアの新しい役割についても議論がなされ、密度の高いセッションとなった。

社会課題の現場を自分の目で見て、肌で感じたスタディツアーと、自身の目で確かめた情報をもとに課題解決のために熱く議論をした1日目。自身の人生をかけて課題解決に取り組む社会課題のフロントランナーのパネルディスカッションを聞いた2日目。

両日を通して、参加者・登壇者という枠組みを、そして分野の垣根を越えた交流がたくさん行われたように感じた。

 

Session5に登壇された『食べる政治』代表の増沢氏がおっしゃっていたように、来年のR-SICでは今年の参加者の中から登壇者が生まれるかもしれない。

そのくらい、社会を変えていくスピードは早く無くてはならない。

 

興味関心の方向は違えど、社会を想う人々の集った今回のR-SIC。

本イベントが参加された皆様にとって新たな気付きや変化のきっかけとなることを願っている。

▶イベントレポート(1日目) はこちら

▽2日目パネルディスカッションの詳細は後日配信予定(メルマガにてお知らせいたします。)

TRAPRO会員(無料)登録

 

▽R−SICについてのレポート・感想等を書いてくださっています!

こちらに掲載いたしますので、感想等をお送りいただければ幸いです。

http://gkgk.info/nocategory/6300/
http://nagasakanaoto.blog.jp/160108.html
http://hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/mediatokokyosei
http://bellshift.blog.jp/archives/854461.html
http://bellshift.blog.jp/archives/854243.html
http://smsc-toshi.blogspot.jp/2016/01/2015-r-sic.html?spref=tw

▽R-SIC2015公式ホームページはこちら

 

Facebookコメント

Ridi

リディラバ メディア事業部

リディラバ メディア事業部
お問い合わせ:media@ridilover.jp

自分用にメモをつける


意識調査

実施中 「豊洲に移転し築地再開発」の方針、賛成?反対?

8
東京都の小池知事は、市場を豊洲に移転したうえで、築地を再開発して市場機能を確保しながら、5年後をめどに食をテーマとした一大拠点とする基本方針を表明しました。あなたはこの方針に賛成ですか?反対ですか?
合計: 4

Facebookページにぜひ「いいね!」をお願いします!「いいね!」を押すと、TRAPROの最新記事が受け取れます