毎日同じことを繰り返す大学生たち -学生の情報格差-
聴覚障がい者のための字幕制作ソフト「おこ助community」を映像のバリアフリー化に取り組むNPO法人メデイア・アクセス・サポートセンター(以下MASC)が2016年2月24日から提供することを発表した。
総務省は放送字幕に対して約5億円の補助金を出している。また2016年4月1日から「障害者差別解消法」も施行され、障がいを理由とする格差の解消が実施されるため、映像に字幕や音声ガイドなどを付与する必要性が高まった。「障害者差別解消法」は国の行政機関や地方公共団体・民間事業者における障がいを理由とした差別を解消することが目的だ。にもかかわらず、映像に対して 字幕・音声ガイドをまったく挿入していないと同団体は訴えている。「おこ助community」は市販のDVDをコピーすることなく、そのまま字幕の制作ができるため、聴覚障がい者用字幕の付かない多くのDVDに聴覚障がい者のための字幕を追加することが可能だ。字幕制作を手伝うボランティアスタッフやプロの字幕制作者が字幕の制作を行う。
聴覚・視覚障がいの人は字幕や音声ガイドがないと映像を楽しむことができない。同団体は聴覚・視覚障がい者でも映像を楽しめるように字幕・音声ガイドを追加するなど、映像のバリアフリー化を図っている。
参考サイト:https://www.value-press.com/pressrelease/157468