被災地を支えた災害FM 財源不足により閉局が進む

2016.03.15配信
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2016.03.16
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 東日本大震災から早5年が経過した。NHKによると、これまで被災地復興に国が計上した予算は2兆5000億円であったそうだ。その予算の中で、NPOを含む民間団体に592億円の予算を計上したのだという。今月11日現在、岩手県・宮城県・福島県の総NPO数は2156団体あり、そのうち796団体が震災以降に設立されたそうだ。

 

 今後の政府の方針としては、復興支援から自立支援へと重点が移っていくのであるが、依然としてNPOによる復興支援活動は行われている。NPOが活動を続けていくためには財源の確保が必須であるが、国家予算の削減に加えて民間からの寄付も減少している現状があるのだという。

 

 その影響を受けたNPOのひとつに災害FMがある。震災後開設された臨時災害FMは3県合わせて24局あった。現在残っている放送局は9局でそのうち3局の閉局が決定している。

 

 今月閉局することが決まっている「女川さいがいFM」は、有名になった災害FMラジオ局のひとつで、NHKの制作したドラマ「ラジオ」の舞台ともなっている。災害から10ヶ月経っても外に出ることを避け、震災の影響で言葉もほとんど話せなくなってしまった主人公の女子高生が、半ば強制的に参加させられた女川さいがいFMの運営によって元気を取り戻していくというストーリーだ。災害FMは被災地に情報を届けるだけでなく、人々の心の回復やコミュニティとしての役割も担っていたのだ。

 

 NPOの活動に詳しい神戸市にある研究施設「人と防災未来センター」の菅野拓研究員は「復興予算はいずれ無くなるが、支援の必要性は無くならない。今後、NPOなどは、地元自治体や企業と協力関係を築き、活動資金をどう確保していくのか考えておく必要がある」と話している。(出典:NHK)

 

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