1日に4人がHIVに感染!?
先進国の中で最もHIV感染者数が増えている!?
みなさんは薬害HIV事件を覚えているだろうか?
日本に[HIV]という概念ができ、国に損害賠償を起こし初めて勝訴した。
それから日本はHIV/AIDSに対する治療や、患者への人権擁護のサポートが整ってきた。
しかしながら、現在の日本において、まさかの、HIV感染者数が増えている事実をご存知だろうか?
このページでは、大学学部時代に政治政策・ピアエデュケーションという立場からエイズ予防啓発活動に従事してきた筆者が、問題点を簡単にまとめあげる。
HIVの感染により免疫機能が低下、破壊されることで発症されるエイズは、その社会打撃の大きさから「世界三大感染症」の一つとして緊急に取り組むべき世界的課題と位置づけられている。
近年年間の新規HIV感染者数が世界的に減少のけいこうにあるとされる中、先進国としては日本は増加の一途をたどっている数少ない国の一つである。
日本においては、
◎その感染経路が「性感染」が閉めるという現状
◎教育現場において明確に「性」について扱われなかった事
◎性をタブー視する社会風潮
を背景として、
HIV/エイズ患者への差別偏見意識はいまだに社会に根強く残っている。
また、
*予防行動(適切なコンドームの使用)
*早期発見体制(HIV抗体検査)
の定着もしているとは言いがたい現状にある。
HIVはその感染力の弱さ、感染経路が限られている事から、本来ならば防げる感染症である。
それにも関わらず日本では感染者増加に歯止めがかかっておらず(※)、社会や一人の人間に対し大きな影響を与え続けている。
こうした状況を鑑みるに、HIV/エイズはその予防と適切な理解に向け、世代や立場を超えて今後いっそう取り組んでいかなければならない課題であると、考える。
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