運動音痴でもヒーローになれる新しいスポーツとは?

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2016.05.31
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 2020年の東京オリンピックを控え、国民のスポーツに対する熱気が高まっている。その一方で、スポーツに対して苦手意識を持っている方も少なくはないだろう。この度紹介するのは、そんな方でもヒーローになれるような、一風変わった競技である「ゆるスポーツ」である。

 

 「ゆるスポーツ」とは、2015年に設立された「世界ゆるスポーツ協会が提供する新しいスポーツである。その特徴として、年齢や性別、運動神経の良し悪しや障がいの有無にかかわらず、誰もが楽しめるということが挙げられる。

 

ゆるスポーツには多くの種類がある。「もしもボールが赤ちゃんだったら」という発想を取り入れたスポーツが「ベビーバスケ」である。競技で使用するボールは激しく動かすと大声で泣き出してしまうため、ゆっくりと慎重に扱わなければならない。「授乳ゾーン」にあるゆりかごにボールを入れるとポイントを得られる。

 

専用のイモムシウェアを装着して、転がったりほふく前進をしたりしてプレイする「芋虫ラグビー」も人気のゆるスポーツの一つだ。参加者は、イモムシウェアにより下半身がほとんど動かせない状態の中で、試合を行わなくてはならない。下半身の身動きが取れないという制約があるこのスポーツにおいては、年齢や性別や障がいの有無は問題ではない。

 

このように「ゆるスポーツ」は身体能力やスキルに関係なく誰もが分け隔てなく楽しむことができる。ひとたびフィールドの上に立つと、たとえ運動音痴だったとしても、もしくは障がいをもっていたとしても、それらは何ら不利になる要素ではないのだ。「ゆるスポーツ」は、単に一風変わった観点からスポーツを楽しむとだけではなく、健常者も障がい者も同じ目線から楽しむことができるユニバーサルな土壌を作り出しているのである。

 

ゆるスポーツの他にも、ユニバーサルなスポーツの事例として、「社団法人 日本ユニバーサルボッチャ連盟」が行う「ユニバーサルボッチャ」がある。「ボッチャ」とは、カーリングとおはじきを混ぜたようなスポーツである。もともと障がい者のために生み出されたスポーツであり、パラリンピックの正式種目にもなっている。

 

ユニバーサルボッチャが普通のボッチャと違う点は、健常者も障がい者も同じコートに立ってスポーツを行う点である。ユニバーサルボッチャは参加状況に合わせて方法や内容を変えることで、障がいの有無、年齢に関係なく楽しめるように設計されている。また、「ユニバーサルボッチャ」に参加することが、障がい者スポーツである「ボッチャ」に触れる機会にもなっている。

 

これらのスポーツは、その独自性から注目を浴びることはあっても、残念ながらまだ一般的ではない。高齢者や障がい者のようなスポーツが苦手な人にかかわらず、「ゆるスポーツ」や「ユニバーサルボッチャ」のようなスポーツに関心を持ち、参加することが、「誰しもが等しくスポーツを楽しむことができる社会」への一歩となるのではないだろうか。スポーツが得意な人も苦手な人も、ぜひ一度これらのスポーツに参加してみてほしい。

 

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Ridi

リディラバ メディア事業部

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