髪の毛、どこで切ったらいいの?日本のイスラム女性の悩み

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2016.06.22
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Photo:http://www.irasutoya.com/2014/12/blog-post_913.html

現在、日本で生活するイスラム教徒の数は、調査によって数にばらつきがあるものの、10~20万人であるといわれている。また、訪日外国人観光客の中で、割合は高くはないが、イスラム教徒は数十万人規模で訪れていると推計されている(ハラル・ジャパン協会より)。イスラム教徒人口は世界の4分の1を占めるとされる。東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本を訪れるイスラム教徒の数はますます増加するだろう。

 

 そんなイスラム教徒の女性、ムスリマたちは、家族以外の男性には自分の髪を見せてはならない。よって、人前に出るときは「ヒジャブ」という布を被って、髪の毛を隠している。このヒジャブに隠されている髪は、今まで日本のイスラム教徒向けのサービスの中では盲点だった。

 

 日本の美容院はふつう、ガラス張りであったり、男性店員が働いていたりして、身内以外の男性に髪を見せてはならないムスリマたちは利用することが難しい。ヒジャブで隠しているとはいえ、女性として、髪の毛は綺麗に保っていたいもの。髪の毛の手入れをしたくても、日本ではそのサービスを受けることがムスリマたちにとっては難しかった。

 

 そうした中で、ムスリマ向けの美容院サービスを始めたのが、千葉美容協同組合である。組合は、「女性スタッフ対応」「完全個室対応」「英語メニュー対応」「アルコール・動物由来成分フリーのハラル対応シャンプー」「礼拝スペース確保」という5つのサービスを美容院でのサービスに取り入れた。現在、この組合に加盟している15店舗のうち11店舗がムスリマ向けサービスに対応しているという。

 

 もともと、この試みは、成田空港や宿泊施設が多い幕張新都心が近いため、イスラム教徒のインバウンド(訪日外国人)向けのサービスを拡充するために始まった。しかし、始めて見ると、日本で生活するムスリマたちに大きな反響を得たらしい。今では、千葉県外からもムスリマの客が来店するという。

 

 ヒジャブに隠されていて見えないムスリマたちの髪。女性として、髪の毛の手入れができない国で暮らすことは大変なことだ。今後も、このサービスが拡充されていくことが望ましい。


 

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