「美しい」義足、聞いたことはありますか?

テクノロジーで変わる義足の未来
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2016.06.29
Collage fotor fotor
Photo:http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/project.php?id=prosthetic_legs

 テクノロジーが進歩している現在、義足は様々な方向に進歩している。

 

 例えば、スポーツの分野においては、義足装着者が健常者とともに競技に参加できるようになったスポーツ用義足。例えば、リオ・パラリンピックのドイツ代表候補のマルクス・レーム選手は、日本記録を優に超える幅跳びの記録をもつ。彼の義足は、彼の素晴らしい運動能力を発揮するのを助けている。

 

 また、インドでは、数時間〜3日で、わずか30ドルで義足をつくるプロジェクトがある。普通、個人の状況に合わせてカスタマイズされて作られる義足は、制作期間およそ数ヶ月、価格は8000ドル近くするという。より多くの人に義足を届けられるその技術は、たくさんの人の人生を変えるだろう。

 

 このような、様々な義足に関する試みの中で、「義足それ自体の美しさ」を目指したプロジェクトが、東京大学生産技術研究所、山中俊治研究室で行われている。

 

これまで「本物の足」に見せかけるカバーが使用されることはあっても、義肢それ自体を人工物として美しく見せようというデザインアプローチはほとんどなされて来ませんでしたが、義足のアスリート達がスタジアムを駆け抜けるとき、隠すものから見せるものへ、そして賞賛されるものへと、義足が変わりつつあることに気づきます。

このような状況を踏まえ、2008年よりアスリートのための義足を足がかりに、「美しい義足」プロジェクトをスタートさせ、これまでに数種類の義足及びパーツを実用化してきました。(山中俊治研究室HPより)

 

 義足に求める機能は人それぞれだ。痛くない義足を求める人もいるだろうし、より速く走れる義足を、より長く歩ける義足を求める人もいるだろう。だが、「美しさ」という観点は、義足の開発プロジェクトの中では盲点だった。

 

 義足を履いている、ということはできれば隠しておきたいもので、義足は衣服の下に隠されていた。だが、隠すよりも見せたくなるような「美しい」義足だったとすればどうだろうか。東京大学の最新技術を駆使して作られた義足は、息をのむほど美しい。このような義足は、義足装着者の義足に対する感じ方を変えるのではないだろうか。

 

 現在、テクノロジーは日々進歩している。義足をつけることで、辛い気持ちや不便さを感じていた人たちの日々を、テクノロジーは変えていくだろう。東京大学では、「美しさ」を目指すテクノロジーが生まれていた。

 

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Ridi

リディラバ メディア事業部

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