まるでアニメの世界!あなたの夢をかなえる「分身ロボット」

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2016.07.19
Pr
Photo:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000019066.html

 「ロボット」といえば、あなたはどんなものを思い浮かべるだろうか。介護ロボット、家庭用ロボットなど、高度に専門化が進んだロボットを思い浮かべる人もいるだろう。あるいは、今や携帯ショップなどで見かける機会の多くなった、人工知能搭載の人型ロボットPepperを思い浮かべる人も多いかもしれない。Pepperのような自律型ロボットは、人工知能技術の発達したこれからの時代ではより重宝されていき、私たちの暮らしに一層深くかかわっていくことになると予測されている。

 

 次世代型のロボットのあり方として、現在では人口知能技術を活用したより自律型のロボットが注目を集めている。だが、一方で違った方面からロボットの活用法を照らす試みがある。その一つが、人間が動かす分身ロボット「OriHime」である。

 OriHimeは「会いたい人に会える、行きたいところに行ける」をコンセプトに開発された全長約20cmほどの、遠隔操作が可能な「分身ロボット」である。小型なボディには、マイク、スピーカー、カメラが搭載されており、ユーザーはインターネットを介してどこからでも簡単にOriHimeを操作することができる。この分身ロボットは、距離や身体的問題等の制約要因により行きたいところに行くことができない状態の解消を目指している。

 

 OriHimeは、使用者の分身として、世界中のどこにいてもやりたいことができる世界を仮想的に実現させる。例えば、国を超えた友人の結婚式への参加できたり、単身赴任中に家族と会ったりすることができる。あるいは、ベッドの上に寝たきりの重症患者も、学校に通うことができる。ほかにも、遠距離介護、海外旅行への代替出席など、工夫次第で分身ロボットの活用法は無限大だ。最近では、OriHimeを活用して企業のテレワークを代替するような役割を担う機会も増えてきているという。

 また、OriHimeの特徴として、対面コミュニケーションを代替するような機能が搭載されていることがある。分身ロボットの向こう側にいるユーザーの存在感を演出するために、様々な工夫がなされている。ユーザーはOriHimeの手や首を簡単な操作で直感的に動かすことができる。内蔵のカメラやマイクは、まるで本人がその場にいるかのような臨場感を演出する。その他にも、喜怒哀楽様々に見える顔のデザインが取り入れられていることで本人の表情が想像できるようになっていたり、感情を伝えるための多彩なモーションを備えていたりと、まるで本人がそこにいるかのような錯覚を与える工夫が随所に見受けられる。

 

 私たちが普段はスマホや電話で済ませている相手の顔が見えない状態でのコミュニケーションは、OriHimeを介することで言外のメッセージまで伝えることができるものになる。つまり、OriHimeは対面コミュニケーションを代替しようとしているのである。テレビ電話では、ユーザーの話を伝えることはできても、本人がずっとそこに居続けるという「存在」まで代替することはできない。
 

 2016年7月、株式会社オリィ研究所は難病により声が出せず、また体や視線をわずかにしか動かすことができないような患者向けのデジタル透明文字盤「OriHime eye」をリリースした。OriHime eyeは、難病患者が意思疎通に使用する透明文字盤をデジタル化したインターフェースである。ユーザーは視線入力装置やスイッチを使って、文字を読み上げることができる。

 

 OriHime eyeの活用により、身体の不自由性に拘束される難病患者でも、ボディランゲージや遠隔コミュニケーションを達成することができる。OriHime eyeを使えば、このような難病患者を絶望を救うこともできるかもしれない。全身の自由が利かない難病患者は、社会とのつながりを絶たれてしまい、孤独感や孤立感に苦しむことが多いという。OriHimeのような分身ロボットの存在は、難病患者を孤独の淵から救う術となるだろう。


 社会に生きるあらゆる人たちの距離の問題を解消する分身ロボットは、病院や施設にいる患者の孤独までも解消する。あなたがどこにいても行きたいところに行ける、あなたがどこにいても会いたい人に会える、そんな未来は着実に近づいている。ふと隣を見ると分身ロボットが座っている、そんな未来はすぐそこまで迫っているのかもしれない。

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