Fablabは、途上国の未来を変える?

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2016.08.12
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Photo:https://www.pakutaso.com/20160300063post-7137.html

 Fablab(ファブラボ)という場所を知っているだろうか。Fablabは、最新技術(3Dプリンタやレーザーカッターなど)を使いながら、個人が自由にものづくりを楽しめる場だ。経営主体は大学などの研究機関やNGO、または個人など。ユーザー同士で機器を使ってものづくりをするための情報はがネット上で共有される。使用料金はとても低価格で、人々は気軽にファブラボを使用することができる。機器を使用するための講習会を開いているラボもあり、初心者でも気軽に機器を使ってものづくりをはじめることができる。日本でも渋谷や鎌倉など、各地にファブラボは存在している。

 

 Fablabは日本でも近年知名度が上がってきている。大阪や東京など、各地にFablabがある。日本では、クリエイターたちが集い、洗練されたものづくりの場所、というイメージがあるかもしれない。

 

 このFablab、先進国では「洗練されたものづくり」の場となるが、開発途上国、とくにその郊外地域において実は先進国とは少し違った役割を果たしているのだ。

 

 開発途上国、特にその郊外地域では、ものづくりを行うためのインフラがそもそも不足している場合が多い。また、地域の教育レベルも低いため、市場で競争を勝ち抜く製品を開発することは難しい。

 

 インフラを作り、学校を建てて教育レベルをあげ、そこから世界に通用する製品を開発して、地域に利益を還元して豊かにするには、時間もかかるしコストも高い。

 

 また、開発途上地域では、地域における改善すべき課題も多い。その一つ一つを支援して改善することは難しい。

 

 そのため、途上国に住む人々のくらしが豊かになるには課題が多く、スピードも遅い。

 

 だが、この状況をFablabが解決する。Fablabは、低コストで、低ロットの製品を開発することができる。特殊なニーズに対応し、工場では生産されないようなものがFablabでは開発される。例えば、ガーナやケニアでは、現地食品加工のための特殊なフードプロセッサや、アフガニスタンでは遠隔地に無線でインターネット網を届けるための木製遠距離WiFiルーター、インドでは農業用の100ドルウェザーデータロガー、また安価な義足作成などが、各地のFablabから生み出された。(http://jica-ri.jica.go.jp/publication/assets/Tokushima_paper_JP.pd より)

これらの特殊なニーズに対応する製品を、低コストで生産できるFablabが開発途上国で果たす役割は大きい。

 

 Fablabという場で、日々の暮らしを豊かにする小さなイノベーションが、必要を感じる個人によって生み出される。それによって、人々の暮らしの改善スピードが上がる。Fablabは、開発途上国の未来を変えるかもしれないのだ。

 

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Ridi

リディラバ メディア事業部

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