元リディに聞くvol.1_倉田敏宏さん(22)

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2016.09.24
          2016 09 26 21.21.42

"2009年に学生団体として起ち上がったリディラバ。そんなリディラバは今も昔も多くの優秀な学生のみなさまに支えられてきました。そんな“元リディ”の人は今どこでどんな活躍をしているのか、インタビューしてみました。
第一弾は2015年3月-2016年2月の期間に在籍していた倉田敏宏(くらたとしひろ)さんです。
(聞き手:豊田健)

ーこんにちは!まずは簡単に自己紹介してもらってもいいですか?

 

はい!今22才の倉田敏宏です。島根県立大学3年生ですが現在休学2年目です。休学1年目にリディラバでインターンして、そっから地元の広島県福山市沼隈町に戻って、沼隈町・内海町を中心とした地域おこし関連の仕事を作ろうとしています。通称くらとしです。

 

ーリディラバでインターンをすることになったきっかけは?

 

自分が大学二年生だった2013年のIVS(Infinity Ventures Summit)に参加したことでした。その年はちょうどリディラバがIVSで入賞した年です。そこで代表の安部さんの話を聞いて、「社会課題をビジネスとして解決しようとしている」リディラバのことを知りました。その当時、島根で地域おこし関連のことをポツポツやっていて、リディラバの事業は地域課題解決にも使えるんじゃないかと都合よく解釈し、安部さんに名刺交換させてもらいました。

IVSが終わり地域戻ってからは1年間地域関連の活動に参加してました。IVSに行く前の自分はひたすらサンフレッチェ広島の追っかけをやってるサッカー大好き大学生でしたが、IVSの体験をきっかけに何か行動が変わりましたね。

それで、島根の地域関連の活動を手伝いつつ、バーテンダーのバイトもやってたんですけど、その時飲みに来てた酔っぱらいのお客さんが「地域おこしとかそういう活動にうちこんでるやつは馬鹿だよね。」ってクダを巻いてるのを見たときに、すごい悔しかったんです。でも逆に言うと、じゃあ地域をもりあげつつそこでちゃんとお金を稼げるようなビジネスモデルが無いとこの人の言ってることに言い返せないなと。でも僕にはその作り方もわかりませんでした。

その頃、グロービスがやってるG1カレッジにも顔を出してみたんですが、そこにいた同世代の学生たちがとってもレベルが高くて、自分も何か動かなきゃという気になりました。行く宛も決まってなかったんですけど休学を決めて、周りの人にも色んな人と合っていろんな活動をやったほうが良いと言われて、当時観光に興味がありいろんな会社を探してたんですが、そこで知り合いからリディラバを勧められました。

「あっ、そういえばその会社の代表名刺交換したことある!ワンチャンあるんじゃね?笑」と思って2014年の12月ごろ、お問い合わせフォームに連絡しました。でも当時のリディラバってスタッフも全然いなかったからレスが無くて、待ちきれないから安部さんにも名刺のアドレスに直接送り、その後もtwitterでずっと「リディラバからレス無いかなー」みたいなことを書いてたら漸くレスが来ました。

(リディラバでインターンする前の倉田さん。シュッとしたクールなイケメンですね。)

 

ーインターン先が決まる前に休学するなんてすごい行動力ですね(笑)しかも相手からレスが来るまで門戸を叩き続ける姿勢、さすがです。

 

それでそっからskypeで面談してスタッフの方と安部さんと面談しました。あの時の安部さんは優しい口調だったなー(笑)

面談終わった後入社の連絡が来て、2015年の3月に上京しました。それで入ってからわかったんですけど、リディラバってカチッとしたインターン制度ってそれまで無かったんです(笑)えっ俺が最初なの?って感じで。

 

ーでは、そんなきっかけで入ったリディラバではどんな仕事を最初にやりました?

 

ツアーを2-3本作れっていうのが最初のミッションでした。何やったら良いんだろうって感じでした(笑)

その時は社員は安部さんだけでほかは皆ボランティアという組織でしたし、研修みたいなものも無かったので。

結果として担当したのは三井不動産の入間のアウトレットで開催した親子向けのチョコレート作り体験ツアーと、今もよく開催している障害者雇用支援のいたるセンターのツアーでした。この2つを6-7月くらいまでかけて現場開拓から広報から契約から色々頑張りましたね。

(倉田さんが担当していた通称いたるセンターツアー。初回以来連続9回も開催されるリディラバの看板コンテンツになっています。)

 

ー元々地方の活性化とか課題解決がしたいというモチベーションでリディラバに入ったとのことですけど、そのあたりのことはいつから始めたんですか?

 

まず最初は組織に対して成果を出さないと、という思いで地方の話とかとは関係なく頂いたミッションであるツアー作成・催行をがむしゃらにやってました。それができてから次は地域課題のことをやりたいなと思ってました。あと、意外とチョコといたるとをやってる中で、食の生産とか障害者支援とかは都会だとか地方だとかに関係なく、向き合わなくちゃいけない課題なんだなとも気づきました。

この二本のツアーが終わった後、安部さんと面談があり、くらとし自治体営業やって、と次のミッションを頂き、いよいよ地域関連のことをはじめました。

ちなみにこの頃はもう、お前作文能力なさすぎーとかバシバシ安部さんからダメ出しくらってましたね笑

 

ーなるほど(笑)。それで、いざ自治体に営業と決まってどんなことをやってたんですか?

 

地域メディアを起ち上げるっていう案件が動き出したときで、それに載せるためのコンテンツも必要だし、地域のツアーをどんどん作る必要が有りました。それで営業資料作って移住・定住関連のイベントにひたすら突撃し、安部さんの名刺リストにひたすらメールと電話で突撃してました。何度も電話し、何度も切られましたね笑。

100自治体くらいアタックしましたかね。移住定住フェアだけでも40件くらいアタックしました。

断られまくりましたけど、そこで接点を持てたという意味でいうと、今リディラバが仕事をしている広島県府中市さんもその時に繋がりができたんです。

 

ーなんと!ありがとうございます。

 

そんな風にひたすら自治体さんとの最初の接点を作ってるうちに、長野県の県庁の方からとあるプロポーザル事業のお声がけを頂いて、めちゃくちゃ頑張ってそれはなんとか最終プレゼンまで持っていき、安部さんのプレゼンで見事結実しました。

実はその長野のやつの前に経産省のプロポ事業で自分の作文能力とか予算作りとかが拙すぎて大コケしてたんです。だからここは名誉挽回のチャンスだと思いまして。

資料作って安部さんにギリギリまで確認してもらってダメ出ししてもらって、提出締め切り1分前に出し、それがなんとか通りました(笑)。

その後も他の自治体に関して爆撃&失敗を繰り返しまくりながら、年末くらいにかけてR-SICの現場開拓とか、いたるセンターツアーの運営とかをやってました。

 

 

ーなるほど。普通の会社のインターンだとまず経験できないくらいの量の挑戦数ですね笑

そこから結局リディラバを離れて地元に戻ろうとなったきっかけはなんだったんですか?

 

年末くらいから、流石に東京での家賃がきついなーとなってて、そんな中とあるところから、シェアハウスの管理人として手伝わないかという話を東京でいただきました。だったらシェアハウスの管理人として東京に残りながらリディラバにボランティアでも関わり続けられるしいいじゃん!って思ったんです。大学二年生くらいの時から将来はゲストハウスのオーナーやりたいっていう夢もあったんで。それで2月の頭まで引き継ぎをしながら最終出社日を決めて、そこからはシェアハウスが安定するまで会社に顔出さないと決めました。けじめがつかないんで。泣きながら帰ったのを覚えてます(笑)

とか言いながら今も2ヶ月に一回くらいはオフィス行ってるんですけどね(笑)

でも手伝うつもりだったゲストハウスの事情が少し変わりまして結果としてはやっぱり地元に帰ろうとなり、今広島に帰ってきました。

 

(インターンから戻られた頃の倉田さん。あれ!?なんだか親しみやすいオーラが出ている気がしますね。インターンを通した圧倒的成長!)

 

ーなかなか紆余曲折ある大学生生活ですね。

ちなみにリディラバ時代印象に残っていることは何かありますか?

 

まず一番はインターンを受け入れてもらえることが決まってオフィスの住所に伺ってみたら、ただの家だったこと。しかも社長の安部さんが寝起きパンイチででてきたってことですね。俺大丈夫かな?ってまじで思いました。

 

ーそりゃ思いますよね(笑)

 

後は、長野県信濃町に関して、是非案件やりましょうというお電話を頂いた瞬間ですかね。長野県の案件が決まってそのツアーの下見に行ったついでに信濃町に打ち合わせに行ったんですが、その後日、急にお電話を頂き前向きにやっていきましょうというお話しを頂いたんです。もうその時はリディラバを去ることが決まってたので先輩の社員に繋いだんですが、電話切った瞬間に嬉しすぎて絶叫しました。

 

いやー、それを考えたら信濃町しかり府中市しかり今うちの会社がお仕事させてもらっている自治体様の仕事ってほとんどくらとしが種を蒔いてくれてたんですね。

 

とは言え僕が成約まで落とし込めたことなんてないですよ(笑)

種を蒔くことは誰でもできるんですが、そこから先までワンストップでできるようにならなきゃと思ってます。

自分が大好きだった島根からも一度お声がけを頂き案件とりにいこうとしたことがあったのですが、クライアントさんへのご説明が十分でなくてあっさり取れませんでした。そんな失敗をしてた頃と比べたらやめた時までには少しは学べましたかね。

 

ーなるほど。それで、そんな風にリディラバで学んだ今、何の活動をやってるんですか?

 

今は、広島東部の福山市に戻って、元々やろうと思っていたゲストハウス作りを地域のおっちゃんたちと一緒にやってます。

そのおっちゃんが「地域に若者が集まれる場所を作りたい」って元々仰ってたんで、自分がやりたいことと方向が一緒だなと思いまして。それ以外には耕作放棄地開墾して、ブラッドオレンジ・はっさく・みかん・レモン栽培の準備をしてる地域のおにいさんの支援をしてます。具体的にはクラウドファンディングの準備とかですね。あとは、福山の大学生と地域の企業経営者を繋ぐイベントをやったりしています。こういった地域関連のことを、Tachimachi工房という屋号の個人事業主としてさせてもらっています。同じ名前のメディアもやってます。

(倉田さんが運営しているメディアTachimachi)

 

そして、まさかまさか自分が接点を作らせてもらっていた府中市との事業をリディラバが受注し、自分がその手伝いをやるっていうことになりました(笑)

本当に嬉しいんですよ、リディラバ離れたらもう縁の切れ目みたいになるのかと思ってたらこうして仕事のパートナーとして関われるなんてっていう感じです。

 

ーいやいや、倉田先生が接点作ってくれた案件じゃないですか!!

 

何言ってるんですか(笑)そこから案件化まではできませんでしたからね。

(レモン畑の取り組みはNHKにも取り上げられ、倉田さんも関係者として取材されてました。)

 

ーではリディラバでの経験は今の業務にどう生きてると感じますか?

 

基本的に仕事において自分がとにかくやる、手を動かすっていうところの当事者意識はすごい身についたなと思いますね。

地域においてもそういった泥臭い仕事で誰もやりたがらないものがあれば自分が積極的に動きます。

地域において自分のクライアントになりそうな人たちに対しては積極的に相手が楽になれる環境を作っていきますし、

そういった心構えがないと地域っていうのは前に進んでいかないと思っています。コミュニティとしても受け入れてもらえないですし。その辺はリディラバで色々と挑戦して失敗してきたのが良かったのかもしれないです。

あと、地域で何かを仕掛たい時誰に話をしにいくべきなのかとか、その人はどういう事業だったら進んで乗ってくれそうなのかとか、そういうコミュニケーションの部分も、リディラバ時代にNPOさんにたくさんツアーの協力依頼で営業してきたことが生きてる気がします。やっぱりぷらっと話してるだけだとお互い話しが表層的になりやすいので、その中でちゃんと本質的な課題は何でそれがどこにあるのかっていうのを見極めようとする姿勢はリディラバで養ってもらえたんじゃないかなと感じていますね。

地域の人と話をしてるときに「それってなんで問題なんですかねー?」とかさらっと言ったりしています。たまに頭おかしいくらい生意気なやつと誤解されちゃったりもしますが。。。(笑)

例えば過疎の問題とかって結構論点がブレやすいと思うんです。人が減るのは国全体として避けられない中、なんでウチの地域が人減っちゃいけないんだっけとか。そういう目の前の人口減少数にだけ目を奪われるんじゃなくて、人口が減る中でどんなふうにウチの地域にいる人が幸せにいられるかを考えるべきなんだと生意気ながら思うんですけどね。

 

ーそんな風に言っていただけると社員としては嬉しい限りですね(笑)。

最後に今とこれからのリディラバインターン生になにかメッセージはありますか?

 

よく言われることですが、「当たり前にできることが期待されている仕事」はきちんと納期とクオリティをクリアした上でできなくちゃだめなんです。そういうのができるようになってから自分ならではの付加価値を載せていくっていう感覚をもつべきなんだなと思っていますね。これは過去の自分への自戒の言葉です。

もう一つ大きな自戒としては、とにかく社員さんとコミュニケーションは積極的に取るべきです。1人で悩んだりしてて良いことなんか絶対何も無いです!そうやって話してる中で新しいアイディアでたりしますので。

あとは、現場にたくさん行きましょう、楽しいですし。NPOの方とかもウェルカムな方多いので、臆せず積極的にコミュニケーションしていきましょう。

あと、まだリディラバでインターンするか悩んでたり、もしくはそもそも学生時代インターンっていう過ごし方をするかについて悩んでいる人に対しては、今の自分の生活の「楽しい」に対してもっと楽しいことないのかなって思ってもらいたいです。

意外とやってみたら楽しいことってたくさんありますし、学びもあるし、人との価値ある出会いってのがあります。

今の自分の「楽しい」ってのを一回ぶっ壊してみると、もっと「楽しい」ものであったり、少しチープな言い方かもしれないけどやりがいってものがあるのかなって本当に思います。

自分の楽しいことを一旦ぶっ壊すのが一番いいですね。

 

ーとっても良い言葉だと思います、今の自分の楽しいをぶっ壊す。ありがとうございました!一緒に広島の案件頑張ってやっていきましょう!

(改装中のゲストハウスTachimachiにて。リディラバ一同完成お待ちしてます!!)

 

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リディラバでは、インターンとして共に「社会の無関心の打破」という理念実現に進んでくれる仲間を募集しています。

詳しくはインターン募集サイトを御覧ください。

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リディラバ メディア事業部

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