1日目
12:00 福智院に集合
紅葉が美しい雪月風花 福智院にてまずは自己紹介&腹ごしらえ!
福智院は平安時代に宿坊僧坊として開かれた建物を改装した風情ある古民家カフェで、私たちが滞在している間にもカフェを利用するお客さんが絶えません。
お昼ご飯には笑楽屋(わらや)の巨大ハンバーガー・世羅みのり牛トマトすきやきバーガーをいただきます。
これがかなりのボリューム感…!
お腹を満たして、畑作業に備えます。
13:00 お茶畑に移動
雲一つない快晴の中、まずは畑の案内とレクチャーを受けます。
上の方に生えた柔らかく若々しい緑色のこんな葉っぱが狙い目。
皆さん思い思いに葉っぱを摘んでいきます。
その表情は真剣そのもの。黙々と作業していきます。
地面に生えているお茶もあるみたいで…って、え?
いや、多分それは違う気がするなぁ。。
20分ちょっとでしたが、こんなにたくさん採れました!
次にお茶を炒る工程に入ります。薪で火を炊き、大きな鍋で炒っていきます。
(げんきさんのお手本)
始めは木の棒で炒っていましたが、
皆さん段々と軍手や素手で直接いきます!
ここでお茶炒りの才能を発揮し始めた参加者さんが…!
慣れた手つきでわっしゃわっしゃしていきます。
げんきさんからも「安定感がすごい…」とのお墨付きもいただきました。
ここで私もちょっと体験。
完全にびびって腰が引けています。笑
ある程度炒ったら、今度は乾燥させるためにお茶を揉みます。
まだまだ水分を含んでいるのでお茶の葉っぱがくっついて手が緑色に…。
この工程でだいぶ香りが立ってきます!
「なんかピーマンみたいな匂いがするー」との声も。
そうしたらもう一度お鍋に入れて炒っていきます。
始めのベタっとした手触りから、段々と軽やかなカサッカサッとした手触りに。
いい感じに水分が抜けてきてます。
この工程を3回ほど繰り返していくと、パリッと乾燥したお茶っ葉の完成!
地元のテレビの取材も受けました。いい感じに答えてます。
作業前は少し肌寒く険しい顔つきで中腰姿勢の作業に腰が痛くなっていた皆さんでしたが、終わってみると体はホカホカ、達成感で皆さん笑顔に。
最後はお茶ポーズ(…らしい 笑)にてパチリ!
これにて畑作業終了です!
16:00 福智院周り散策&せら温泉
ちょうどこの時期、福智院の周りは紅葉が石畳に落ちていてとってもきれいな光景が広がっています。
あたり一面に広がる紅葉のじゅうたんを踏み分けながら、思い思いに散策です。
散策で体が冷えたら、福智院の近くには「せら温泉」があります。
いろんな種類の温泉で体をあっためます。
19:00 夕食&お茶Barオープン!
お茶を使った、企画者のげんきさんお手製のごちそうとお酒をいただきます。
お茶Barのメニューはこんな感じ。
「全種類ください!」という参加者さんも。
その他にも、自称世界で一番香ばしいお茶ーハンやお茶の葉を混ぜたディップソースのバーニャカウダ、麻辣ほうじ茶ピーナッツ豆やお茶を混ぜこんだ焼きそばなどなど、お茶をふんだんに使った料理が盛りだくさん!
1番人気はげんきさんが中国に行ったときに食べた麻辣ピーナッツが忘れられず、ほうじ茶を加えてアレンジしてみたという麻辣ほうじ茶ピーナッツ豆。
ちょっぴりピリ辛だけど、お茶の香りとピーナッツの香ばしさがやみつきになる一品です!
地域の方にも来ていただき夜遅くまで語り合いました。
最後はデザートにお茶のアイス!
ストーブにあったまりながらのアイスは格別です♡
日をまたいでもまだまだ話は尽きませんが、明日に備えて一人一個ずつ湯たんぽを抱えて就寝です。
おやすみなさーい!
2日目
7:30 朝ご飯をいただきます!
世羅で有名なおへそカフェと小林商店のパンに、げんきさんの和紅茶を添えて頂きます。
ここで、買ってきたジャムのビンにスプーンが入らないハプニング。
ビンから直接注ぐまさかのスタイルで臨機応変に対応してもらいます…。
おいしいパンと紅茶、おなかいっぱいいただきました!
9:00 あんこ工場「大手門」さんにて工場見学&上生菓子作り
世羅の和菓子屋さんと言ったら大手門さん!というくらい有名な老舗和菓子工場にて、昨日摘んだお茶にぴったりのお茶受けを作ります。
工場の建物並みに存在感のある隣の白い突起物は…トイレです 笑
今回生菓子作りを教えていただく橋田先生にまずはあんこ工場を案内していただきます。
清潔な状態で工房に入るために、ほこりやごみを吹き飛ばす風送装置に思わずテンションがあがります!
2,3人で入ると自動ドアが閉まって小さな個室に。
すると壁から強烈な風が送り込まれてきます!
皆さんの入っているときのはしゃぎ声と、出てきた時のニヤニヤ感 笑
手も洗ってほこりも飛ばして消毒したら、さっそく和菓子作りスタートです!
今回作るのはこの4品。
季節感を取り入れたステキな和菓子です。
さあどこまで似せて作れるでしょう?
まずはあんこを計って一口大に丸めます。
今回使うのは、こしあん、粒あん、白あんの3種類。
お次は生地の色付け。
白い生地に色の素を練りこんでいきます。
これが結構硬くて大変なんです…!
これで準備はOK!
それぞれのお菓子の木枠にはめたり、生地をくりぬいたりしながら先生のお手本に似せるだけです!
…のはずですが。。
「先生、丸めたあんこの上に生地を落としてあんこつぶしちゃいました」
「先生、木型に生地を押し付けすぎて綺麗にはがせません」
「先生、生地を上下にくっつけるってこの向きじゃなかったんですか?」
「先生、このまま木型押したら絶対はみ出します…!」
いろんなところで思わぬハプニングが勃発します 笑
なにはともあれ、無事体験終了。
体験が終わったら、お土産に職人技の美しいお菓子を持って帰るためお店の方に行きます。
橋田先生、ありがとうございました!
12:00 福智院に戻ってお茶とお菓子をいただきます。
初日に私たちが採ったお茶をげんきさんに淹れてもらって、自分の上生菓子とお茶をいただきます。
福智院の紅葉を眺めながら贅沢なひとときです。
自分で採ったお茶とお菓子の組み合わせは格別でした!!
13:00 お別れの時…
濃厚すぎる2日間もいよいよ終わりが近づいてきました。
初日の夜は「もう帰りたい…」と言っていたお子さんも、自分で作った和菓子のお土産を片手に「もう帰るの?」とこの哀愁。
楽しい時間はあっという間ですね。
連絡先を交換したり、世羅のパンフレットをもらったりして、皆さん名残惜しそう…。
中にはツアー解散後に尾道観光の案内をしてもらう約束をした皆さんもいらっしゃいました。
今回企画をしてくださったげんきさんにお礼の色紙を渡します。
世羅には素敵なスポットもおいしいお茶もあったかい人もたくさんいる。
そこに各地の人達が気兼ねなく集えるような居場所を作りたいと今回のツアーを企画してくれたげんきさん。
きっと参加者さんにとってほっこりあったかい忘れられない旅となって、また世羅に帰ってきたいと思ってくれたことでしょう。
げんきさん、楽しい企画をありがとうございました!
みなさんまた世羅で会いましょう!!